車のカタログでよく見る「軽自動車」「5ナンバー」「3ナンバー」。この区別は、車の大きさとエンジンの排気量で決まっています。この記事では、それぞれの区分の長さ・幅・高さの決まりと、日本の道路を走れる車の最大サイズをまとめました。
まず結論:車の大きさの区分の早見表
| 区分 | 長さ×幅(m) | 高さ | 排気量 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 3.40 × 1.48 | 2.00m以下 | 660cc以下 |
| 小型自動車(5ナンバー) | 4.70 × 1.70 | 2.00m以下 | 2,000cc以下 |
| 普通自動車の上限(3ナンバーなど) | 12.0 × 2.5 | 3.8m以下 | 制限なし |
軽自動車と5ナンバーの数値は、それぞれの区分の上限です。5ナンバーの条件を1つでも超えると、普通自動車(乗用車なら3ナンバー)になります。
5ナンバーと3ナンバーの分かれ目
5ナンバー(小型乗用車)になるのは、次の4つの条件をすべて満たす車です。
| 項目 | 5ナンバーの条件 |
|---|---|
| 全長 | 4,700mm以下 |
| 全幅 | 1,700mm以下 |
| 全高 | 2,000mm以下 |
| 排気量 | 2,000cc以下(ディーゼル車は排気量の条件なし) |
幅が1,710mmあれば、長さや排気量が小さくても3ナンバーになります。同じ車種でも、グレードの違いで幅が変わり、ナンバーが変わることがあります。逆に、排気量が2,000ccを超えると、大きさが小さくても3ナンバーです。
軽自動車の規格の移り変わり
軽自動車の大きさの決まりは、これまで何度も広げられてきました。いまの規格は平成10年(1998年)10月からのものです。
| 施行 | 長さ×幅(m) | 排気量 |
|---|---|---|
| 昭和24年(1949年) | 2.80 × 1.00 | 0.15L(4サイクル) |
| 昭和25年(1950年) | 3.00 × 1.30 | 0.35L(4サイクル) |
| 昭和51年(1976年) | 3.20 × 1.40 | 0.550L |
| 平成2年(1990年) | 3.30 × 1.40 | 0.660L |
| 平成10年(1998年) | 3.40 × 1.48 | 0.660L |
高さの上限は、昭和24年から2.00mのままです。最初の規格と比べると、いまの軽自動車は長さが60cm、幅が48cm広がっています。
車の最大サイズ(保安基準)
日本の車の大きさの上限は、道路運送車両の保安基準で長さ12m・幅2.5m・高さ3.8mと決められています。バスや大型トラックも、原則としてこの中に収まっています(セミトレーラの一部は長さ13mまで)。
道路を通るときの決まりも、一般的な制限は同じ幅2.5m・長さ12m・高さ3.8mです。指定された道路では、高さ4.1mまで認められています。これを超える車は、特別な許可を受けて走ります。
よくある質問
Q. 3ナンバーの車は税金が高い?
ナンバーの違いで税金が変わるわけではありません。自動車税は排気量で決まるので、同じ排気量なら5ナンバーでも3ナンバーでも同じ金額です。
Q. 自分の車の大きさはどこで分かる?
カタログや、車検証の記録事項で確かめられます。駐車場を選ぶときは、これらの数値で確かめましょう。
Q. 道路運送車両法の「軽自動車」と道路交通法の区分は同じ?
同じではありません。この記事の区分は道路運送車両法によるものです。運転免許などで使う道路交通法の区分は、別に決められています。
まとめ
- 軽自動車は長さ3.40m・幅1.48m・高さ2.00m以下、660cc以下
- 5ナンバーは長さ4.70m・幅1.70m・高さ2.00m以下、2,000cc以下(ディーゼルは排気量の条件なし)
- どれか1つでも超えると3ナンバー
- 車の上限は長さ12m・幅2.5m・高さ3.8m